
画質を落とさず画像を圧縮 — 実際にできることの正直な説明
画質を落とさず画像を圧縮:この言い方のどこまでが本当か
この表現はよく使われますが、説明されることはめったにありません。ツールを使う前に、技術的に何が可能なのかを知っておくべきです。そうでないと、世界中のどの事業者にも提供できないものを期待することになります。
同じ見出しのもとで、まったく異なる二つのことが売られています。
一つめ:本当の可逆圧縮
ここでは画素は一切変更されません。繰り返しをより賢く記録し、不要な付随データを取り除くことでファイルが小さくなります。展開すれば元のデータがビット単位でそのまま戻ります。
正直なところ、得られる効果は限定的です。JPGではおおむね5〜20%で、その大半はカメラ情報、GPS座標、サムネイル、カラープロファイルといった埋め込みデータの削除によるものです。色数の少ないPNGなら20〜40%になることもあります。
「可逆で90%削減」と約束されたなら、用語が誤っているか、数字が正しくないかのどちらかです。
二つめ:見た目に劣化しない圧縮
多くの人が実際に求めているのはこちらです。ここでは画像情報が確かに捨てられます。ただし、人間の目が知覚しないものだけを狙って捨てます。
この手法は、私たちの知覚について分かっていることを利用します。明るさの差は色の差よりずっと細かく見分けられること。情報量の多い領域では細部にほとんど気づかないこと。広い単色面のわずかな階調は見えないこと。
まさにそこを削ります。結果として、直接見比べても違いを指摘できないまま、ファイルは60〜80%小さくなります。技術的には変更されており、実用上は同一です。
どちらを選ぶか
本当の可逆圧縮が適するのは、保存記録、証憑、技術図面、医用画像、証拠性のある画像、機械的に解析されるものです。変更された画素が後から誤りとして読まれうる領域すべてです。
見た目に劣化しない圧縮が適するのは、ウェブサイト、メール配信、プレゼン資料、添付ファイル、容量制限のあるポータル、そして単に見るための写真です。つまり大半の場面がこちらに当たります。
ほとんどの人がやってしまう失敗
繰り返し保存することです。JPGは保存のたびに圧縮を最初から計算し直します。画像を何も変えていなくても同じです。五回、六回と重ねると劣化ははっきり見えるようになります。
ですから、最良の元データから一度だけ圧縮し、その結果を使って作業してください。元データは別に保管します。すでに強く圧縮された画像を再びツールに通しても、容量はたいして減らないまま画質だけが落ちます。
見落とされがちな副次的効果
付随データを取り除くと、埋め込まれたカメラ情報も消えます。そこにはGPS座標が含まれていることが少なくありません。自宅のベランダで撮った写真が、どこかにアップロードした途端に住所を伴って出回る可能性があるということです。
公開したり他人に渡したりする画像にとって、これは単なる技術的な細部ではなく、実質的なプライバシーの向上です。
処理は端末上でのみ
メタデータを守るために、まず画像を外部サーバーへ上げるというのは筋が通りません。ImageXpoはWebAssemblyでブラウザ内での圧縮を完結させます。ファイルは転送されず、第三者のもとに複製も残らず、数百枚あっても枚数の制限はありません。


よくある質問
本当に一切画質を落とさずに圧縮できますか。
できますが効果は限定的です。本当の可逆圧縮はJPGで5〜20%程度で、その多くはメタデータの削除によるものです。よく宣伝される80〜90%は常に「見た目に劣化しない」圧縮であり、実際には画像情報が捨てられています。
どちらのモードが必要か、どう判断しますか。
保存記録、証憑、技術図面、証拠性のあるものには本当の可逆を。ウェブサイト、メール配信、プレゼン資料、添付ファイルには見た目に劣化しない圧縮を。日常の用途では後者がほとんどです。
圧縮するたびに画像が悪くなるのはなぜですか。
JPGは保存のたびに圧縮を最初から計算し直すためで、画像を変更していなくても同じです。最良の元データから一度だけ圧縮し、その結果を使って作業してください。
GPS情報は削除されますか。
削除されます。メタデータを整理する際に、埋め込まれたカメラ情報が位置情報ごと消えます。公開したり他人に渡したりする画像では、実感できるプライバシーの向上です。